花札を使ったゲーム「こいこい」の歴史と遊び方を解説

こいこいってどんなゲーム?

こいこいは、花札を使った日本の伝統的なカードゲームです。。

花札は、旧暦の12ヶ月分のカードで構成されていて、それぞれの種類が4枚ずつ、48枚1組カードです。各月の絵柄には、日本の旧暦の伝説やその月の自然などが使われています。

ゲームのルールは、役を揃えて得点を稼ぎ、12回戦を終えた時に得点が多い方が勝利です。

こいこいの歴史

こいこいの歴史は、1603年から1868年まで続いた江戸時代にさかのぼります。こいこいのルーツは、「天正かるた」から来ていて、現在の花札の形式になったのは、江戸中期だと言われています。、

本記事では、花札を使った「こいこい」の基本ルール・ゲームの流れ・戦略などを解説していきます。こいこいに挑戦してみたいという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

こいこいの基本ルール 

ゲームを始める前の準備 

こいこいでは、48枚1組の花札を使用します。基本的には、2人で遊ぶゲームですが、3人以上で遊ぶ場合には、2人ずつの総当たり戦を行いましょう。まずは、親を決める必要があります。親の決め方は、裏側になっている山札から、カードを引き、月が早い方がそのゲームの親になります。

こいこいのルールと目的 

こいこいは、役を揃え得点を稼いでいき相手よりも、得点が高い方が勝利となります。

点数は、役の強さによって変わり、レアな役を引いた方が高得点を獲得できます。

まず初めに親が、親自身と子に8枚ずつの手札(裏向き)と場札(表向き)を配ります。親と子と場にそれぞれ8枚ずつの花札がある状態になります。

親からゲームが始まります。親は、場札を確認し、自分の手札の「月」または「花」と一致する札があったら、場のカードを獲得できます。もし一致する札がなければ、手札から1枚の札を場に出さなくてはいけません。次に、山札から札を一枚引き、引いた札の「月」または「花」と一致する札が場にあったら、引いた札と場の札を獲得できます。もし、一致する札がなければ、親のターンは終わりになり、子のターンに移ります。

この流れを繰り返していき、役を揃えていくのがこいこいの流れです。

役が揃った方は、「こいこい」または「終了」のどちらかを宣言することができます。こいこいというのは、ゲームを終了させず、そのまま継続し、さらに役を揃えることで高得点を目指す際に宣言します。こいこいをすることで、相手の役が揃い逆転されてしまう可能性もあるので、駆け引きも必要です。

初めての「こいこい」遊び方ガイド 

こいこいを始めるためには、花札が必ず必要です。インターネット通販やおもちゃ屋などにいけば手に入るので、まずは花札を手に入れましょう。そして、こいこいは、一人ではできないゲームなので、二人以上の人数を集めましょう。

こいこいのゲームの流れをわかりやすくまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 花札を切って親→場→子の順番で4枚ずつ配る。これを2回繰り返すのでそれぞれに8枚ある状態になる。
  2. 余った札は山札になるので、中央に置いておく
  3. 先行側が手札と場札を見比べ「月」または「花」が一致する札がないか確認する。あった場合には、場のカードを獲得できる。次に先行側がさらに山札から札を一枚引き、同じように月または花が一致する札がないか確認する。手順は先ほどと同じ。ここまでが終了したら、後攻側のターンに移ります。後攻側も先行と同じような手順で役を揃えていく。
  4. 3の手順を役が揃うまで続ける
  5. 役が完成した方が、「こいこい(継続)」または「終了」の宣言をする。
  6. 両者とも役が揃わなかったら得点は入らず引き分けとなる。
  7. 終了時に得点が高い方が勝利となる。

「こいこい」と「花合わせ」の違い

花札には、「こいこい」以外にもいくつかのゲームがあり、特に有名なのは、「花合わせ」でしょう。花あわせもこいこいと同様に絵柄を合わせて役を完成させ、高得点の方が勝者になるというルールです。

両者の違いについて

こいこいも花合わせも出来役を作ることで得点を稼ぎ、高得点の方が勝利という点は、変わりませんが、こいこいは、二人で遊ぶゲームなのに対し、花合わせは3人で遊ぶゲームです。また、こいこいは、役が完成した時点で終了または継続が宣言できますが、花合せは、3人の手札が全て無くなるまでゲームが続きます。

まとめ

本記事では、花札を使った日本の伝統ゲーム「こいこい」について解説してきました。

こいこいや花合せなどの花札を使ったゲームは、運の要素やかけひきの能力が求められる、頭脳派のゲームです。役を揃え得点を稼ぐためには、かけひきの練習を練習する必要があります。

日本の伝統的なゲームである花札ですが、現在では、日本以外でも親しまれており、人気を集めています。

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